笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
5人でエンジンを組み、
「必ず逆転するぞ!」
「「オー!!」」
気合い十分でコートに向かった。
相手ボールから試合再開。
もちろん、マークマンもチェンジする。
ガードには拓海が、センターには寛貴がついた。
ボールを持つガードは、拓海が自分の前に立ち塞がるのを見て、一旦パスで逃げた。
すぐにリターンを受けてミドルシュートを放つが、ポストに当たり弾かれた。そのリバウンドは、寛貴がしっかりキャッチした。
そのまま速攻を仕掛けたかったが、相手の戻りが早く、まずは確実に得点を取りに行く。
本来はセンターの寛貴がドリブルで相手陣内に攻め込む。
そして、センターの位置には真治が立つ。
また、昴もゴール下でパスを待つ。
拓海と肇は、寛貴のサポートをしながらも、3Pを狙える体制である。
拓海のマークマンが昴の動きに気をとられた一瞬。寛貴から拓海にパスが渡り、そのまま拓海はシュートを放った。
そしてそれは、綺麗にゴールに吸い込まれた。
その後は、一進一退の攻防が続く。
ただ富士中は2点づつに対して、うちは意識的に3点づつ取りに行っているので、自然と点差は縮まっている。
残り3分を切って4点差である。
私はベンチから最後の指示を出す。
「オールコートディフェンスに変更。必ず逆転するよ!」
「「はい!」」
「必ず逆転するぞ!」
「「オー!!」」
気合い十分でコートに向かった。
相手ボールから試合再開。
もちろん、マークマンもチェンジする。
ガードには拓海が、センターには寛貴がついた。
ボールを持つガードは、拓海が自分の前に立ち塞がるのを見て、一旦パスで逃げた。
すぐにリターンを受けてミドルシュートを放つが、ポストに当たり弾かれた。そのリバウンドは、寛貴がしっかりキャッチした。
そのまま速攻を仕掛けたかったが、相手の戻りが早く、まずは確実に得点を取りに行く。
本来はセンターの寛貴がドリブルで相手陣内に攻め込む。
そして、センターの位置には真治が立つ。
また、昴もゴール下でパスを待つ。
拓海と肇は、寛貴のサポートをしながらも、3Pを狙える体制である。
拓海のマークマンが昴の動きに気をとられた一瞬。寛貴から拓海にパスが渡り、そのまま拓海はシュートを放った。
そしてそれは、綺麗にゴールに吸い込まれた。
その後は、一進一退の攻防が続く。
ただ富士中は2点づつに対して、うちは意識的に3点づつ取りに行っているので、自然と点差は縮まっている。
残り3分を切って4点差である。
私はベンチから最後の指示を出す。
「オールコートディフェンスに変更。必ず逆転するよ!」
「「はい!」」