笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
その他にも、スポーツシューズやジャージのデザイン…と、たくさんの仕事があるらしい。
まずは、四つ葉スポーツでデザインしたものの一覧を見せてもらった。
もちろん、私が着たミニバスのユニホームもあった。
「あっ!そのユニホーム、俺が一番最初にデザインしたものなんだよ」
私が見ていたページを覗き込んで、デザイン部の主任·近藤海斗(コンドウ カイト)さんが言う。
「そうなんですか?」
私は嬉しくて聞き返す。
「そうそう。
そのユニホームの初舞台が全国大会と聞いて、すごく嬉しかったよ」
近藤主任も、本当に嬉しそうに話してくれる。
だから私も、当時の気持ちを素直に伝えた。
「私も嬉しかったです。
こんな素敵なユニホームで、夢だった全国大会に出場できて」
「はぁ~?」
「えーっ!」
周りから、驚きの声が響いた。
「陽泉ちゃんがこのユニホームの第1号なんだ」
「はい!」
「じゃあ、俺も年をとるはずだな」
近藤主任は笑いながら言う。
ちなみに、支社のみなさんも、小野くんとダブるので、私のことは『陽泉』と名前で呼ぶことで統一された。
デザイン部の会話が聞こえたのか、オフィスのみんなが私たちの周りに集まってきた。
支社長までもが…
まずは、四つ葉スポーツでデザインしたものの一覧を見せてもらった。
もちろん、私が着たミニバスのユニホームもあった。
「あっ!そのユニホーム、俺が一番最初にデザインしたものなんだよ」
私が見ていたページを覗き込んで、デザイン部の主任·近藤海斗(コンドウ カイト)さんが言う。
「そうなんですか?」
私は嬉しくて聞き返す。
「そうそう。
そのユニホームの初舞台が全国大会と聞いて、すごく嬉しかったよ」
近藤主任も、本当に嬉しそうに話してくれる。
だから私も、当時の気持ちを素直に伝えた。
「私も嬉しかったです。
こんな素敵なユニホームで、夢だった全国大会に出場できて」
「はぁ~?」
「えーっ!」
周りから、驚きの声が響いた。
「陽泉ちゃんがこのユニホームの第1号なんだ」
「はい!」
「じゃあ、俺も年をとるはずだな」
近藤主任は笑いながら言う。
ちなみに、支社のみなさんも、小野くんとダブるので、私のことは『陽泉』と名前で呼ぶことで統一された。
デザイン部の会話が聞こえたのか、オフィスのみんなが私たちの周りに集まってきた。
支社長までもが…