笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
"初めて"の朝
ふと、肩が寒くて布団を手繰り寄せた。
そして、ハッと気づいて自分の全身を見る。
……私、裸だ……
広いベットの上。
私の隣では、佐々木くんが規則正しい寝息をたてている。
それを見て、昨夜のことを思い出す。
そっとお腹に手をあててみる。
時々感じる下腹部の鈍い痛みと、シーツにある赤いシミが、その出来事が現実だと告げている。
私は、佐々木くんがぐっすり寝ているのを確認すると、ベットから出てバスルームへ向かう。
シャワーを浴びて着替え終わると、時間を確認しようとバックからケータイを取り出す。
電源を入れると、たくさんのメールと着信が入っている。
…ほとんどが裕介から。
『ヒナ、どこにいる?』
『ヒナ。心配だから電話に出て』
そんなメールが10通と、
着信が25件。
そんな中、紗英ちゃんからのメールもあった。
『陽泉、大丈夫?
佐々木くんから陽泉を泊めると連絡があったから、陽泉が酔ったから私の家に泊めると、陽泉のお母さんには連絡しておいたから、話しを合わせてね。
無事ならいいけど、一応、連絡をもらえると嬉しいな』
『おはよう紗英ちゃん。
お母さんに連絡してくれてありがとう。
私は大丈夫だよ』
そうメールを打ち、すぐに紗英ちゃんに送信をした。
そして、ハッと気づいて自分の全身を見る。
……私、裸だ……
広いベットの上。
私の隣では、佐々木くんが規則正しい寝息をたてている。
それを見て、昨夜のことを思い出す。
そっとお腹に手をあててみる。
時々感じる下腹部の鈍い痛みと、シーツにある赤いシミが、その出来事が現実だと告げている。
私は、佐々木くんがぐっすり寝ているのを確認すると、ベットから出てバスルームへ向かう。
シャワーを浴びて着替え終わると、時間を確認しようとバックからケータイを取り出す。
電源を入れると、たくさんのメールと着信が入っている。
…ほとんどが裕介から。
『ヒナ、どこにいる?』
『ヒナ。心配だから電話に出て』
そんなメールが10通と、
着信が25件。
そんな中、紗英ちゃんからのメールもあった。
『陽泉、大丈夫?
佐々木くんから陽泉を泊めると連絡があったから、陽泉が酔ったから私の家に泊めると、陽泉のお母さんには連絡しておいたから、話しを合わせてね。
無事ならいいけど、一応、連絡をもらえると嬉しいな』
『おはよう紗英ちゃん。
お母さんに連絡してくれてありがとう。
私は大丈夫だよ』
そうメールを打ち、すぐに紗英ちゃんに送信をした。