笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
「ん…、陽泉。
気持ちいいよ…。
でも、やっぱり交代!」
シャツとズボンを脱いでベットに横になった佐々木くん。

「陽泉の好きにしていいよ」
そう言われて経験のない私は、彼の真似をして首筋に舌を這わせたり、乳首を摘んで刺激したりしてみたわけなんだけど、やっぱり彼には物足りなかったみたいだ。

すぐにベットに寝かされ、乳首を舌で転がされ、私の中に指を出し入れされる。
上と下、両方に与えられる刺激に、
「あぁ…」
「気持ち、い、いよ…」
私の唇からは、甘い吐息 が止まらない。

しばらくして愛撫を止めた佐々木くんは、
「陽泉。もっと気持ち良くしてやるよ。って言うか、一緒に気持ち良くなろう!」
そう言いながら自身にゴムを被せ、私の中に入ってきた。
2度目の今日は、さすがに昨日よりもスンナリと入る。
昨日ほどの痛みはない。
それでも、彼にしがみついてしまった。

「あっ…、んぅ…」
彼の動きに合わせて、また甘い声が出る。

「陽泉。…あんまり締めつけないでくれ…」
苦しそうな声色に、薄目をあけて彼を見る。
…額に汗を流し、懸命に私を愛してくれる彼の姿があった。
その姿にキュンとしたと同時に、
「陽泉ごめん。イクよ」
と、彼の熱が放たれた。

"女"になったばかりの私を抱いたのも、佐々木くんだった。




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