笑顔の行方~バスケットが繋いだ恋~
その後は順調で、ラストのキャンドルに灯が点くと、会場が拍手に包まれた。
それからは、職場の方や2人の友人たちによる余興。友人代表挨拶。
そして新婦·愛美先輩からご両親への手紙の朗読、花束贈呈となる。
感動のまま式は終わり、ブーケと引き出物を持って会場を出る。
出てすぐに、日高さんに呼び止められた。
「あっ、陽泉ちゃん!
この後、2次会を予定してるんだけど、良かったら来ない?」
2次会へのお誘いだ。
「ありがとうございます。でも、ちょっと疲れちゃったので、今日は帰ります。
弟の車で来たので」
丁重にお断りをする。
知らない人とのお酒の席は苦手だし、実際、普段は着慣れないワンピース姿に疲れた。
帰ったら、すぐに楽なTシャツとショートパンツに着替えたい!
しかし、「ヒナ!」とロビーで呼ばれて、そういうわけにはいかなくなった。
久しぶりに聞く声。
だけど、それが誰の声かすぐに分かってしまう自分がイヤだ。
ゆっくり振り返ると、想像通りに祐介がいた。
「ヒナ、久しぶり!
あれから、連絡を待ってたんだけど」
何もなかったかのように話し掛けてくる祐介。
確かに、あの祐介の浮気現場を見て以来、私は彼に連絡をしていない。
まだ、気持ちの整理が出来ていないのだ。
それからは、職場の方や2人の友人たちによる余興。友人代表挨拶。
そして新婦·愛美先輩からご両親への手紙の朗読、花束贈呈となる。
感動のまま式は終わり、ブーケと引き出物を持って会場を出る。
出てすぐに、日高さんに呼び止められた。
「あっ、陽泉ちゃん!
この後、2次会を予定してるんだけど、良かったら来ない?」
2次会へのお誘いだ。
「ありがとうございます。でも、ちょっと疲れちゃったので、今日は帰ります。
弟の車で来たので」
丁重にお断りをする。
知らない人とのお酒の席は苦手だし、実際、普段は着慣れないワンピース姿に疲れた。
帰ったら、すぐに楽なTシャツとショートパンツに着替えたい!
しかし、「ヒナ!」とロビーで呼ばれて、そういうわけにはいかなくなった。
久しぶりに聞く声。
だけど、それが誰の声かすぐに分かってしまう自分がイヤだ。
ゆっくり振り返ると、想像通りに祐介がいた。
「ヒナ、久しぶり!
あれから、連絡を待ってたんだけど」
何もなかったかのように話し掛けてくる祐介。
確かに、あの祐介の浮気現場を見て以来、私は彼に連絡をしていない。
まだ、気持ちの整理が出来ていないのだ。