ハナとナナ。


「ハナー!その子どーしたの?」


仲間が声をかけてきた。


「ナンパされてたとこを助けたんだよ~」


「んな、どや顔で言われても」


「家出なうみたいでさ」


どーしたらいいかなぁ。

無理に家戻すのも可哀想だし。


「じゃーさ!とりあえず今日家泊まりなよ!」



さっきあったばっなの子を泊めるなんて変な話だけど、お姫様だし大丈夫っしょ。


「いいの?」


「全然!かまわんよ」


「ありがとう」


そう言ってちょっと安心した顔をした。



「てか、名前は?」


「ナナ!」


「ナナか!ハナに似てる」


ハナより先に仲間が反応した。

確かに似てるかも!
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