千年姫の幻想界




──どうか、生きて──


最後の記憶は硝子の欠片と零れる雫。


ああ、涙を流していたのは誰だろう?

夢の中の君は、手を伸ばせばするりと消えてしまう。


まるで、幻想のように──


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