こんなお葬式【長篇】
会館に到着した僕達は、若干の後ろ髪を引かれつつもおばあさんだけを降ろし社に戻った。
せめて会館の事務所で待機しながら様子を気にかけていたいが、この間にはする事があるのだ。
出発時間の確認と、せめてものお節介で食べ物屋さんが何件か並ぶ場所だけを教える位しか出来なかった。
たった今、大切な人との永遠の別れをし、今まさに火葬をしている所である。
そんな時にはたして食欲等あるんだろうか?今までに考えもしなかった、素朴な疑問が頭を離れないでいた。
せめて会館の事務所で待機しながら様子を気にかけていたいが、この間にはする事があるのだ。
出発時間の確認と、せめてものお節介で食べ物屋さんが何件か並ぶ場所だけを教える位しか出来なかった。
たった今、大切な人との永遠の別れをし、今まさに火葬をしている所である。
そんな時にはたして食欲等あるんだろうか?今までに考えもしなかった、素朴な疑問が頭を離れないでいた。