私の革命家。


桜、ひらり。

見上げれば、澄んだ青空。

咲き誇る桃色の桜。

春。

「雛ーっ、クラス別れちゃったよーっ…」

「仕方ないよ、綾乃のクラス、遊びに行ってもいい?」

「もちろんっ!!」

また、あの笑顔。

あったかくて、太陽みたい。

「そーいえばっ!!雛、香川君と同じクラスだよーっ!!」

「本当だ…」

クラスの表の1-2。私、大野雛菊の隣には香川春樹の文字。

「隣、かぁ。」

「雛、チャンスだよっ……!!オとすんだよ!!」

また、無茶を言う。

「現実を見るの。」

「ってかクラス行かなきゃ!!」

わいわい、楽しめるかな。

綾乃みたいに、なりたいな、

少しの期待を胸に秘め、1-2のドアを開ける。

____1年間、よろしくお願いします。
< 3 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop