私の革命家。
桜、ひらり。
見上げれば、澄んだ青空。
咲き誇る桃色の桜。
春。
「雛ーっ、クラス別れちゃったよーっ…」
「仕方ないよ、綾乃のクラス、遊びに行ってもいい?」
「もちろんっ!!」
また、あの笑顔。
あったかくて、太陽みたい。
「そーいえばっ!!雛、香川君と同じクラスだよーっ!!」
「本当だ…」
クラスの表の1-2。私、大野雛菊の隣には香川春樹の文字。
「隣、かぁ。」
「雛、チャンスだよっ……!!オとすんだよ!!」
また、無茶を言う。
「現実を見るの。」
「ってかクラス行かなきゃ!!」
わいわい、楽しめるかな。
綾乃みたいに、なりたいな、
少しの期待を胸に秘め、1-2のドアを開ける。
____1年間、よろしくお願いします。