私の革命家。
「大野です、よろしく。」
話すのが得意じゃない私は名前だけ告げ、鞄の中身の整理を始める。
「雛菊ちゃんは皆と話に行かないの?」
「私、人と話すの得意じゃないので。」
素直に言う、キツイ言い方なのはわかっているがどうしようもない。
「香川くーんっ!!また同じクラスだねっ!!」
「あー、神山、だっけ…、?よろしくー!」
甘い声で話しかけてきたのは小学校が一緒だったのであろう女子。
名札には、神山遥。
「えと、雛菊ちゃんだよね、ウチ遥!!よろしくっ!」
私にも笑顔を向ける彼女。
「よろしく、神山さん。」
「ちょっ…、神山!!雛菊ちゃんは俺と話してたのに……、!!」
この2人、仲良いなぁ…、
なんて思っていたら先生が入って来る。
最初のHR。
入学式まで、あと30分……、!