噂の君は猫かぶりでした。
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「沙也加ー!起きなさい。今日から高校
高校生でしょ!」





お母さんの叫び声で目が覚めた。

「まだ大丈夫〜。」





時計を見たら8時だった。





ん?8時?





遅刻するー…>_<…





私は部屋から急いで出て
階段を駆け下りた。





「お母さん、もうちょっと早く起こして
よ〜泣」




「何言ってるの!もう高校生でしょ!」





そんなこと言わなくても…






けちくさいなぁ。





「それより早く朝ごはん食べなさい」





それよりって!ひど!

まぁ、いいや。





「は〜い」

朝ごはんを食べ
顔を洗い、歯磨きをして、髪を整えたら
私は真っ先に部屋に戻った。





新しい制服に身を包んだ。





やっぱブレザーって高校生って感じする





「こらっ!早くしないと本当に遅刻する
するわよ!」





やばっ!





急いでまた私は階段を駆け下りた。





玄関に行きローファーを履いたら
お母さんに

「いってきまーす!」

と言って出て行った。





「後で入学式行くからね!」





「はーい!」





私は遅刻しないように
通学路を走った。
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