LOVE School LifeⅢ
「そんな泣いてばっかいるんなら、俺と付き合えば?」
「え?」
「別に愛の事、すっげえ好きってわけじゃないけど。
どちらかといえば好きではあるよ」
「…何それ」
「愛が望むなら女遊びもしないし」
「……」
「何か…見てらんねえんだよな。お前」
やっと、眉間から皺がなくなった。
そう思ったのに、今度はその眉が力なく垂れ下がる。
私の前にしゃがみ込むと、ぐっと乱暴にカーディガンの袖で頬の涙を拭った。
「秋人の彼女なんだから、付き合う事だけ考えてりゃいいのに」
「……」
そうなんだけど。
それはイヤって程、わかってはいるんだけど。
「そんなとこがアイツ等が構う理由なのかもな」
「……」
「んで?姉貴と復活するかもしれないんだろ?
どうすんの。お前」
どうするって言われても。
私の考える事はただ一つ。