LOVE School LifeⅢ

「……まじで離れんなってば」


ぼそっと耳元で聞こえた声。
掠れた、秋人の声。



「このまま別れるんじゃないかって思ったら……怖くて堪らなかった」

「……」

「一分一秒でも速く顔が見たくて、触れたくて…。
どうしたって明日なんて待てなかった」

「秋人」

「お願いだから。もう勝手に一人で決めないで」

「……」

「俺は愛ちゃんの彼氏なんだから。
蚊帳の外にしないでよ」

「うん、ごめん」

「それに、勝手に一人で泣かないで」

「……」

「俺の知らないとこで愛ちゃんが泣いてるのが、一番辛い」

「……」


ぎゅっと私を抱き締める腕に力がこもる。
秋人は。


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