LOVE School LifeⅢ
「明日の休み、暇してる?」
「うん」
「じゃ、遊ぼっか」
「わかった」
「何時に来たらいい?」
「昼過ぎ」
「ん。そのぐらいに行くね」
玄関まで秋人を見送る。
リビングからお母さんが出て来て、ちょっとうざかったけど。
「また来てね」っていう母親の言葉に、秋人は笑顔で頷いていた。
秋人がいなくなって。
私が向かう先は母親の元。
「ねえ」
「んー」
「変な事言ってないでしょうね」
「変な事って何」
「変な事は変な事だよ!」
「えー?知らないなあ」
く、くそ。この女は。
ニヤニヤとこっちを見ては笑っている。
「……ババア」
「ああ?なんだって?」
「いえ」
「もう愛の今月のお小遣いなし」
「は?」
え?今、私死刑宣告された?