東京血風録2-緋の試練
王道遥から連絡をもらった、藤堂飛鳥は無性に張り切っていた。
一度は苦杯を飲まされた鬼の一族に、リベンジする機会を頂いたのだ。張り切らない訳がない。
が、相手がわからない事、身体能力の差と自分があれから何も変わってない事が、不安要素としてあった。
遥には、この件は任してくれ。と、胸を叩いて伝えた。少しでも安心してもらふふえればと思ったからだ。失敗は許されない。霧華の命もかかっているのだ。早急に慎重に解決をしなければならない。
まずは何をすればいい?それがわからない。
そんな思惑が渦巻くまま、1日が終わりを告げた。