偽物シンデレラ
***
『あ、そこ力入れすぎー』
「あ、すいません……」
ひとりぼっちだった私は、1人の女の人に拾われた。
それからだ、私の人生が変わったのは。
彼女はその森に住む魔法使いだった。
____彼女は私を、魔法使いの弟子として迎え入れた。
泣くことだけしか出来なくて、孤独だった私を。
『んー?どうしたのー?』
「…………いえ、なんでもないです」
本当に命の恩人、だと思ってる。
あなたがいなかったら今の私はいない。