リナリアの王女
ドレスに着替えてドレッサーに座らされた。
『やっぱり赤にして良かったですね。すごく似合っていますよ?』
「本当?あまり着慣れないものだから自分では分からないな」
『心配ないですよ。きっとクラウド様もお喜びになります』
クラウドが喜ぶ・・・昨日楽しみにしてるって言ったのは着飾った私の事も含まれてたのか・・・。
『あとは髪型とお化粧をしましょうね』
そう言いながらまるでプロのような手つきどんどん進めていってしまうサラちゃん。
凄すぎる・・・侍女ってなんでも出来るものなのか・・・。
『ふぅ・・・一通り終わりましたが、どこか気に入らないところはありますか?』
サラちゃんの手つきに驚いている間に終わったようだ。
改めて鏡を見てみる。
「自分じゃないみたい・・・」
そこに映った私はまる別人のようだった。
「サラちゃんありがと!!別人みたいになっちゃって驚いた!!」
これで最低限、ドレスに着られているって事にはならないだろう。
『髪型は変えましたが、お化粧はほとんどしてないですよ。エリーゼさんのもとが良いんです』
とサラちゃんは言ってくれたが、さすがにお世辞だって分かる。
だって私なんかよりサラちゃんの方がよっぽど可愛いし綺麗だもん。
『あとはクラウド様をお待ちするだけですね』
そう言われて緊張してしまった。
サラちゃんのおかげで少しは見れる姿になったと思うけど、クラウドはこの姿を見てどう思うだろうか?
サラちゃんが言うように綺麗だって思ってくれるかな・・・?
「自己紹介って何を言えば良いのかな?私自分の名前しか分からないんだけど・・・」
『異世界から来たんですもんね。名前だけで大丈夫だと思いますよ。あとはクラウド様が上手くフォローして下さると思いますので』
「そっか。分かった」
名前だけでいいならそんなに緊張しなくても大丈夫だろうか。
後にやっぱり緊張する事となるのだが、今の私は知る由もない事だった。
『やっぱり赤にして良かったですね。すごく似合っていますよ?』
「本当?あまり着慣れないものだから自分では分からないな」
『心配ないですよ。きっとクラウド様もお喜びになります』
クラウドが喜ぶ・・・昨日楽しみにしてるって言ったのは着飾った私の事も含まれてたのか・・・。
『あとは髪型とお化粧をしましょうね』
そう言いながらまるでプロのような手つきどんどん進めていってしまうサラちゃん。
凄すぎる・・・侍女ってなんでも出来るものなのか・・・。
『ふぅ・・・一通り終わりましたが、どこか気に入らないところはありますか?』
サラちゃんの手つきに驚いている間に終わったようだ。
改めて鏡を見てみる。
「自分じゃないみたい・・・」
そこに映った私はまる別人のようだった。
「サラちゃんありがと!!別人みたいになっちゃって驚いた!!」
これで最低限、ドレスに着られているって事にはならないだろう。
『髪型は変えましたが、お化粧はほとんどしてないですよ。エリーゼさんのもとが良いんです』
とサラちゃんは言ってくれたが、さすがにお世辞だって分かる。
だって私なんかよりサラちゃんの方がよっぽど可愛いし綺麗だもん。
『あとはクラウド様をお待ちするだけですね』
そう言われて緊張してしまった。
サラちゃんのおかげで少しは見れる姿になったと思うけど、クラウドはこの姿を見てどう思うだろうか?
サラちゃんが言うように綺麗だって思ってくれるかな・・・?
「自己紹介って何を言えば良いのかな?私自分の名前しか分からないんだけど・・・」
『異世界から来たんですもんね。名前だけで大丈夫だと思いますよ。あとはクラウド様が上手くフォローして下さると思いますので』
「そっか。分かった」
名前だけでいいならそんなに緊張しなくても大丈夫だろうか。
後にやっぱり緊張する事となるのだが、今の私は知る由もない事だった。