リナリアの王女
 無事、お菓子作りに必要なものを手に入れ、部屋に戻ってきた。

「付き合ってくれてありがとう、サラちゃん」
『これくらい大丈夫ですよ。それよりも、本当にエリーゼさんだけでお菓子を作るのですか?』
部屋に戻る途中で、お菓子は自分一人で作るから手伝いは不要だとサラちゃんに伝えた。
「うん。レシピ本あるし、お菓子作るくらい一人で大丈夫だよ」
『じゃあ、何かあったら遠慮なく呼んでくださいね?』
私の言葉を信じ、サラちゃんは仕事へと戻って行った。


「それじゃあ、ちゃっちゃと作っちゃって、お茶にしよ」
私は早速お菓子を作る為の準備に取り掛かった。




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