机のラクガキ。



いったぁぁ…




あたしはなんでこんなについてないんだろう…




遅刻しそうな時に限って転ぶなんて…




ぶっ…あはははっ!!




んっ??笑い声が聞こえるような…?




声が聞こえた方に振り向いて見ると、あたしのことを見て爆笑している、あたしと同じ服を着ている男の子がいた。




『な、なんですかっ…そんなに笑わないでくださいよっ!?』




「だって、君が、目の前で思いっきり派手に転んだから面白くてつい…」




顔を見ると、すんごい笑顔で笑っている男の子。




不覚にも、その男の子のことをかっこいいだなんて思ってしまった…。


< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop