机のラクガキ。
いったぁぁ…
あたしはなんでこんなについてないんだろう…
遅刻しそうな時に限って転ぶなんて…
ぶっ…あはははっ!!
んっ??笑い声が聞こえるような…?
声が聞こえた方に振り向いて見ると、あたしのことを見て爆笑している、あたしと同じ服を着ている男の子がいた。
『な、なんですかっ…そんなに笑わないでくださいよっ!?』
「だって、君が、目の前で思いっきり派手に転んだから面白くてつい…」
顔を見ると、すんごい笑顔で笑っている男の子。
不覚にも、その男の子のことをかっこいいだなんて思ってしまった…。