机のラクガキ。
「君、その制服、俺と同じ学校だよね?」
『えっ、あ、はいっ!』
って…
『あ、あのっ!!時間…遅刻しちゃ…
「うわっ、やっべ!!!忘れてた!!君!早く後ろ乗って!!」
『いやっ、いいですよっ!あたしは歩って行きますからっ!』
「足、怪我してるのに?」
『あっ…』
そう言われて、足をみると、膝から血が出ていた。
あっ、あたし転んだんだっけ?思い出したら、なんか痛くなってきたよ…
『いや、でも…』
「ほら、いいから乗って!」
グイッっと、男の子に手を引っ張られて自転車の荷台に乗せられた。