机のラクガキ。
タッタッタッ…




お礼言おうと思ったのに、行っちゃった…
しかも、名前も聞けなかった…。





きっと先輩なんだろうなぁ〜。




教室の所に貼ってあるクラス表をみる。




中学の友達は誰一人、この高校に行く子は居ないから、友達が作れるか不安だなぁっ…




あたしの席は…っと




「ねぇねぇっ!!君、杏奈ちゃん?」




急に声をかけられてびっくりしながら見ると、




茶色の髪の毛で、前髪をポンパドールにしている、笑顔がとっても可愛い女の子がいた。




「あっ!あたしの名前は、前原瑞季!よろしくね!」








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