宮田くんはいつもずれてる
蛍「ついたぞ。結構混雑してるな」

そう言って肩から宮を下ろすと恨めしそうな顔してこちらを見てきた

蛍「しょーがないだろ、どうせやるんだし
  ていうか、50m走の前の方がいい結果  でると思うぞ」

宮「…ムス…」

よほど嫌だったらしく頬を膨らましている

蛍「そんなことしても意味ないからなー」

宮「…」

断固拒否していたがしぶしぶついて来た

蛍「よしよし」

そう言って握力測定器を借りてきた


蛍「ん、これお前のな」

宮に握力測定器を渡す

宮「…ウッ…」

なんだか持つ事もおっくうな様子だ

蛍「大丈夫、俺はお前がどんな結果になっ  たとしても決して笑わないしつっこま  ないから、なっ?」

俺は宮が周りよりも握力が弱すぎてバカにされるのが嫌なんだろうなと思ったのでそう声をかけた

宮「…ほんと…?」

蛍「おう、」

やっと測定器を手に持った

早速測ることにした

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