宮田くんはいつもずれてる







蛍「…ろ、ろろろろろ64キロ…!?」

嘘だ、あり得ない、こんな数字なんて…
こんなに運動が超が30個つくほど嫌いなこいつがこんな数字を叩き出すなんて天地がひっくり返っても出ちゃいけな…「…全部口に出てるよ」

蛍「わ、悪い…」

宮「つぎ、左手…」

蛍「ぉ、おおう…」

右手がこんな数字なら左手は平均の下の30キロ台だろう…

宮「…ん」

蛍「どれどれ…。ん、ン???65キロ!?」

宮「…僕なぜだか握力は無駄にあるんだよね
  筋トレもしたことないし、親が別段ガ  チムキってわけでもないし…」


蛍「…まじっすか…」

宮「…蛍…口調が…」

蛍「ぉおう…、お前…すげーな
  握力有りすぎてやりたくないとか羨ま  しいだろ
  『俺を超える握力の奴は世界にいるん  だ…フッ…』とか言ってみたい」

宮「…え、蛍ってそういうキャラだったっ   け」

蛍「…今のは冗談のつもりだけど…」

宮「…四六時中一緒に行動してきた僕だって  のに蛍のそんな裏の顔があるなんて知  らなかったよ…」

蛍「変な誤解されるからやめろ」





俺は新しい宮の顔を知った

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