宮田くんはいつもずれてる


宮「…って言ってたじゃん」

蛍「あの会話で注目するところそこじゃな  くね?むしろお前の自己治癒力の方が  気になるわっ…!!」

なーんかいつもずれてるけどここまでずれてるとは思わなかったぞ…宮田…

宮「…蛍、鼻息荒いね…」

蛍「お前のせいじゃぁぁぁああ!!!!!!
  人を変態呼ばりするなぁぁぁ!!!!」

宮「…シーッ…」

蛍「んんっ!?」

突然宮が右手で自分の唇に人差し指を立てて、左手で俺の唇に同じ様に人差し指をくっつけた。
突然の出来事に少パニック状態になる俺を横目に宮田は

宮「……蛍の唇マシュマロみたいだね…」


と、ふにゃっと笑って
……左指で俺の唇を突っついてきた

蛍「……き…、」

宮「…き?」

蛍「……気持ち悪りぃぃぃぃいいいいい!!!!
  近づくな、触れるな、あっちいけぇぇ  ええええええ!!!!!!」

宮「…あれー、効果無かったのかな…」

全力で口を拭いている俺に対し宮は、なおもゆっくりした口調で言った。
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