古龍〜いにしえの魔法〜
竜「お前は....大きな荷を一人で..背負ってきたんだな....
自分を愛してくれた母親...
お前が生きるならそれでいい と..
自分の命を犠牲にした父親..
お前の今の姿は、その両親を思う姿かよ...
ズルズル引きずってんじゃねぇぞ
ありさ!
お前がどんだけ苦しい思いしてきたかは同じ体験をしてねぇからわからねぇ
だがお前は..父と母が...
一生懸命育ててくれたんだろ...?お前の為に...命を捧げてくれたんだろ....?
もっと恩返ししようとか...その為に頑張ろうとかしねぇのかよ!
俺の両親なんか小1で死んだ...
物心つく前から亡くなってたから愛情をもらった記憶なんかねぇんだよ!
お前だけが...悲劇にあった人間だと思うなよ....」
お前も...両親を亡くしたんだな...
だが俺は...愛情をもらった記憶さえないんだよ...
俺が強い奴を求めている理由
それはきっと...あたたかい愛情が..欲していたんだろうと今更気づいた。
男が愛情が欲しいなんてバカバカしいかもしれない。
それでも俺は....誰かに..甘えたかった...すごいって..褒められたかった..
でも俺を見る目は....化け物...悪魔...そう言われてきた。
いっそのこと...死んでしまおうかなんて思ったんだ。
それなのにこいつは...今まで誰よりも強かった俺の技を...かわしたんだ...悔しかった......だから俺は..お前の背中を追いかけたい...信じたいんだ...