イジワル婚約者と花嫁契約
意味の分からない件名に首を傾げながらも、本文を表示する。
するとそこにはこう書かれていた。
これ、俺の嫁になるための第一条だから。
絵文字のない文に続き、書かれていたその第一条というもの。
「……今すぐ俺を好きになること?」
読み上げると同時に思い出される、今日の彼の衝撃的な発言。
あの発言がそのまま第一条として送り届けられていた。
「信じられない!なにこれ」
しかもなにが俺の嫁になるための~よ!
私、一言もお見合い受けることも、ましてや嫁になるなんて言っていないのに!
怒りが沸き上がり、その怒りをぶつけるように手にしていたスマホをベッドに投げつけた。
機会をみてお父さんに言おう!
このお見合い、お断りするって。
デートも結婚もするつもりないって。
「絶対に好きになんてならないから」
投げつけたスマホに向かって宣誓した。
そうよ、絶対に好きになんてならない。
十条まで付き合うつもりもないんだから!
彼へ返信することなく、この日は全てを忘れたい一心で早めに就寝した。
これから始まる彼と過ごす日々など、予想できずに……。
するとそこにはこう書かれていた。
これ、俺の嫁になるための第一条だから。
絵文字のない文に続き、書かれていたその第一条というもの。
「……今すぐ俺を好きになること?」
読み上げると同時に思い出される、今日の彼の衝撃的な発言。
あの発言がそのまま第一条として送り届けられていた。
「信じられない!なにこれ」
しかもなにが俺の嫁になるための~よ!
私、一言もお見合い受けることも、ましてや嫁になるなんて言っていないのに!
怒りが沸き上がり、その怒りをぶつけるように手にしていたスマホをベッドに投げつけた。
機会をみてお父さんに言おう!
このお見合い、お断りするって。
デートも結婚もするつもりないって。
「絶対に好きになんてならないから」
投げつけたスマホに向かって宣誓した。
そうよ、絶対に好きになんてならない。
十条まで付き合うつもりもないんだから!
彼へ返信することなく、この日は全てを忘れたい一心で早めに就寝した。
これから始まる彼と過ごす日々など、予想できずに……。