隣にいるのは?



「美希、そんなことがあったんですね…。」

「香織ちゃん。どうか、美希の事を嫌わないであげて下さい。」

そんなこと言われても、私は昨日、美希を突き放した。

「……………。」

「無理にとは言わないけど、今の香織ちゃんの状況も、美希が悪気
があってそうした訳じゃないと思うの。」

「………分かりました。でも、私これからどうしたらいいのか
分からないんです。」

「香織ちゃんが正しいと思った事をして。それが正解よ。」

「…はい。ありがとうございます。」


< 37 / 51 >

この作品をシェア

pagetop