檻の中の国



「別に…やましい事は考えていない……。


お…男として…それはわきまえている。」


螢さんは少し赤面しながら言った。



「は…はいっ!!!


暫く、お世話になりますっ!!!」


優しい人だな…


見ず知らずの私を、ここに置いてくれるなんて……


「まずは……、その不思議な服は汚れているようだから、


着物に着替えるといい。


……そこに置いてある。」





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