檻の中の国

ある居酒屋に投げ込まれた。


「よお、螢。


なんかいいの連れてきたか?」


「……ああ。コレだ。」


品の悪そうな男が私を隅から隅まで見ている。


「ん。良い仕事だな。」



そう言って私を掴んだ男に、
螢が瞬時に銃口を向ける。



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