寂しがりヒーロー
「...伊月、顔色悪いよ?」
「えっ...そんな...こと...」
突然そう言われて、僕は戸惑いながらも否定する。
「ちょっと、じっとしてて」
そう言ってカモちゃんは、僕の額に手をあてる。
カモちゃんの手、冷たくて気持ちいい...。
「やっぱり...伊月熱あるよ?」
「え...そ、そんなこと、ないよ!元気だって、ほら...!」
そう言って立ち上がるけど、僕はフラフラとしゃがみこんだ。
頭が痛くて、宙に浮いてるみたいな、ふわふわした気持ち悪い感覚。
「伊月...!保健室行こ?」
「だ、大丈夫...だよ...」
「そんなフラフラしてて大丈夫じゃないでしょ!」
カモちゃんはそう言って僕を支える。
「だから元気無かったんだね」
...僕がこんなに今辛いのは、熱のせい?
僕がこんなに悩んでるのは、熱のせいで精神的に弱ってるから?
...きっと、それだけじゃない。
一番大きいのは、カモちゃんへの罪悪感。
「えっ...そんな...こと...」
突然そう言われて、僕は戸惑いながらも否定する。
「ちょっと、じっとしてて」
そう言ってカモちゃんは、僕の額に手をあてる。
カモちゃんの手、冷たくて気持ちいい...。
「やっぱり...伊月熱あるよ?」
「え...そ、そんなこと、ないよ!元気だって、ほら...!」
そう言って立ち上がるけど、僕はフラフラとしゃがみこんだ。
頭が痛くて、宙に浮いてるみたいな、ふわふわした気持ち悪い感覚。
「伊月...!保健室行こ?」
「だ、大丈夫...だよ...」
「そんなフラフラしてて大丈夫じゃないでしょ!」
カモちゃんはそう言って僕を支える。
「だから元気無かったんだね」
...僕がこんなに今辛いのは、熱のせい?
僕がこんなに悩んでるのは、熱のせいで精神的に弱ってるから?
...きっと、それだけじゃない。
一番大きいのは、カモちゃんへの罪悪感。