《コネクション》の弓矢
由美は寝ることが嫌いになった。

起きたらすぐ、『後遺症』と対峙しなければならないからだ。

…いや、この表現は違う。

…もう、生きることが嫌になってしまっていた。

両親への思いがなかった訳ではない。
ただ、友人の大切さがそれに勝ってしまっていた。
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