隣の席の、クソ悪魔。
「おい、どーしたんだよ」


そう言って私の前にしゃがんで頭を触ろうとしてきたクソ悪魔


「触んないで!



気持ち悪いから」







私はクソ悪魔を突き飛ばした



「いってぇ…




お前中学でいじめられてただろ?」



…どうしてわかるの?



それに…なんなの…?


その悲しそうな瞳は。


「クソ悪魔には関係ない」


「ごめん、マジで悪かった」



そう言ってクソ悪魔は私に携帯を返してきた



素直に謝ってきたことに少し驚いた

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