隣の席の、クソ悪魔。
自分から嫌がらせをしたものの、心配になり



「おい、どーしたんだよ」



そう言って



頭を撫でようとすると




「触んないで!




気持ち悪いから」



そう言って、涙で腫れた目で俺を睨みながら、突き飛ばしてきた




いってえな。



こいつ…中学の時いじめられてたんだ



そう思った理由は


いつも一緒にいる友達以外に心を開かないところ。



手に、少しだけあざがあったところ。


俺はいじめられてたことがなぜかわかった。




「いってぇ…




お前中学でいじめられてただろ?」



少し控えめに聞いてみると



「クソ悪魔には関係ない」



そう言ってまた顔を俯かせた。



まて。




今俺のことクソ悪魔って言わなかったか?



まあそれはいいとして、まずこの携帯こいつに返そう…
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