隣の席の、クソ悪魔。
「おう。」


そう言う松川の顔はなぜか柔らかい笑顔で…


「本当は嫌だけどね。



けど…

体育の時間助けてくれたのは嬉しかったよ。ありがと。」



ボソッと呟くと


「お礼に何してくれんの?」


そんなことを言ってくる松川。



「お礼言ったじゃん。」



「うーん。じゃあ俺から沙羅にプレゼント貰おっかな?」




「は?何言ってんの?」



「だから、俺から沙羅にプレゼント貰うって言ってんの」



「意味わかんない…」




そう言うと同時に、松川の顔が次第に近づいてきて…
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