隣の席の、クソ悪魔。
過去の話。
はあ…やっと終わった…


今日は、プリントの整理もしなくちゃいけなかったから、時刻は7時。



先生ひどい…



「私が戸締りするから。




じゃあ、ばいばい」



私は松山にそう言って教室から出てもらい、教室の鍵を閉め、職員室に返した。



靴を履き替え用と下の靴箱に向かう。




「遅えよ」



すると聞きなれた嫌な声。



「どうして松山がいんの?」




「え?



ドジな沙羅を家まで送ってあげようと思って」



は…?





いらない。



暗い中一人なんてもう慣れっこだもん。






私は松山の言葉を無視して靴を履き替え、早足で家に向かった。
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