隣の席の、クソ悪魔。
座席表を確認してみると、私の席は、真ん中の方の一番後ろの席。


絵里は鮎川だから、一番右の前。



席に着いてすぐに先生が入ってきた。



先生は自己紹介を終えて、私たちに隣の席の人と自己紹介をするように言った。



そういえば



私の隣の席ってどんな人なんだろう



全然気にしてなかった



顔を隣の席の人に向けてみると



頬杖をついて、無表情で前を向いている、金髪の男だった




「あの…自己紹介しなきゃいけないみたいなんですけど…」



恐る恐る声をかけてみると…



「そうだね、じゃあ自己紹介しよっか」


そう言って王子スマイルを向けてきた



うわ、この人



目が腐ってる。笑ってない。


中学の時私をいじめてきた奴らの目に似てる…



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