好きだから
そんなの、できない。
そんな大切なこと、忘れない。
「私、忘れないから。」
私はそう言って、羽琉くんのほうをみる。
羽琉くんの気持ち、無視できない。
羽琉くんは、フッと笑うと私を抱きしめた。
「それより、なんで保健室にいるの?」
私は羽琉くんに離れながら聞く。
体調悪いのに妨害させちゃったなぁー、なんてなんて思ってると、羽琉くんはベッドからおりる。
あれ?
「琉佳、寝なよ。寝不足だろ?今日」
そう言って、保健室からでていった。
…なんで、ばれたんだろ?
寝不足の顔してたかな?
私は、さっきまで羽琉くんが入ってたベッドに入ってた。
羽琉くんのにおい。