好きだから
声をかけてくれたのは、羽琉くん。
びっくりしたー。
羽琉くんのことを考えてたら、羽琉くん本人が現れた。
「羽琉くん、何してるの?」
「琉佳がここにいると思って、きた」
そう言って笑う、羽琉くん。
羽琉くんって宙くんに似てる…
口が、うまい。
「うそ。眠くて」
そう言って、ベンチに寝転がる羽琉くん。
「琉佳、眠くないの?」
「…少し」
「じゃ、帰るか」
そう言って、立ち上がる羽琉くん。
帰るんだ?
保健室とかじゃなくて(笑)