好きだから
「遅かったね、琉佳」
ベンチから起き上がって言う、羽琉くん。
羽琉くんをみると、安心した。
「いこ」
私は、笑う。
最近、羽琉くんと歩く時、手をつなぐのが自然になってきてる。
さっき別れたばっかりなのに、もう告白なんて…軽い、かな?
もう少し、待っておこう。
「夜ご飯、作ってくれる?」
「うん」
もう、カップルじゃん(笑)
「琉佳、なんかあった?」
「なんで?(笑)」
私は、ルンルンに聞く。