好きだから
「青木さんはひどいよ」
「やめて、瞬」
木下仁恋が私を睨んでいうと、瞬が木下仁恋を殴ろうとしたから、止めた。
私は、羽琉くんから離れて木下仁恋に近づく。
「木下さん、最低なのは木下さんだよ。瞳吾とうまくいかないのは、あたしのせいじゃないと思う。木下さんが、瞳吾にアピールしないからだよ。だから、やるだけやって、ひとのせいにしなよ。」
そう言って、私は瞬と羽琉くんを引っ張って帰る。
終わった……んだよね?