好きだから
…………えーっと、とりあえず。
「見つけてくれて、ありがと。」
「何もされてないか?」
「うん、大丈夫。」
羽琉くんは、私を抱きしめる。
「羽琉くん」
私は、抱きしめる羽琉くんから離れて羽琉くんと目を合わせる。
言おう。
「羽琉くんと、これからもずっと…一緒にいたいです」
いうと、やっぱり照れる。
私は羽琉くんから目線をそらしてしまった。
「琉佳」
私を呼ぶと、再び抱きしめてキスをした。
好きだよ。