好きだから
7章:君と出会って。
月日が流れるのは本当に早くて、羽琉くんが卒業するまであと3ヶ月になった。
あと、3ヶ月…………。
私は、カレンダーとにらめっこ。
羽琉くん、いなくなっちゃうんだ……。
「琉佳、さむい?大丈夫?」
「うん、大丈夫」
相変わらず、自分のことより先に私のことを考えてくれる、羽琉くん。
寒い、寒くないってことより、私には一緒にいれるかどうかの方が問題だ。
…………はぁ。