好きだから
お母さんがいたら、家かなぁ?
でも、羽琉くんといたいなぁ…
「羽琉くん。うちに泊まる?お母さんいるかもしれないけど…………」
羽琉くんを見ると、少し余裕のないような表情。
なんだろ?
予定、あったかな?
「そんなの、誘ったらダメだろ……」
………………。
ああ!
そんなつもりなかったのに、勝手に想像した羽琉くん…………
「へーんたーい。」
そう言って、羽琉くんに背中を向けて寝る私。
「それは琉佳のせいだって」
そう言って、私を強く抱きしめる。
……一緒にいたかっただけなのにな。