あなたのうしろ。

…忘れたい。忘れられるはず。

だけど、忘れられない。

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「やめてよぉ!やめて、やめてぇ!」

「あんたが悪いんだよ?ひ~よりん」

「髪の毛、切らないでぇぇっ!誰か…助けてっ!」

「ここ、体育倉庫。状況考えな?」

「やあぁぁぁぁぁっ!」

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忘れたいと思う度、残酷に甦る記憶。

「…」

髪の毛、切ったんだよなぁ…私の手で。

悪い事をしたとは思っていない。

反省もしてない。

「今の私は、そんなの知らないんだから」

心を無視して、大学へ走った。
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