あなたのうしろ。

忘れたい


高校時代、いじめの主犯だった私は、日和をいじめることでストレスを発散していた。

友達だった日和を、いじめたのにはちゃんと理由がある。

「みーこちゃんっ、テストどうだった?」

「あー…うん、赤点」

「大丈夫だよ!私だって悪い点数だし」

日和の手に見えたのは87という高得点と赤マルだった。

「…っ」
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