あなたのうしろ。

「私じゃないってぇ!違う!私…みこちゃんに触ってない!!!」

まだ足掻くのか…仕方ないなぁ、もう

「ひ…より…ん、どうし…てぇ…」

「いっ 意味わかんないよぉっ!私…やってないしぃ」

「く…はぁっ、はぁ…」

「苦しそうじゃねぇか!謝れよ!」

「あ…あ、あ、うぅ………」

私の苦しむ顔を見て、日和が怒りを交えた悲しみを見せた。

「だってぇ…呼び出しされたのっ 私は呼ばれたから行っただけなのにっ」

「つまんねぇウソつくなよ!クソヤロ」

「うっ…嘘なんてついてないもん…」

様々な方向から聞こえる罵詈雑言に日和が嗚咽を漏らし始めた。

「ひぅ~…ひっく、ひっく…」
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