今日から、幼馴染まない。
「・・・・・・・・・・・・・優衣が心配してたから。 『あの2人、ちゃんと上手くやってるのかな』って」
晃が机に視線を落とした。
「・・・・・・・・・・・・・そっか」
全然上手く行っていないけれど、優衣に気に掛けてもらえた事は、ちょっと嬉しかった。
「・・・・・・・・・・・・・・律はさぁ。 本当に優衣のお姉さんの事が好きなの?? 律が好きなのは、優衣なんじゃないの??」
「・・・・・・・・・・・・・・え??」
晃が真剣トーンで話すから、『はぁ??』と笑って返す事が出来なかった。
「・・・・・・・・・・・・・・球技大会の時のアレ、何?? みんなの前で『幼なじみに戻りたい』って。 どう見ても告白じゃん」
晃の視線が机からオレに移る。
「・・・・・・・・・・・・・・イヤイヤイヤイヤ。 告白じゃないだろ。 『幼なじみに戻りたい』で『彼氏になりたい』って言ったワケじゃないし」
手を左右に振って否定するも
「そう思ってるの、律だけだよ。 みんなは告白だと思ってる」
晃はそれを突っぱねた。