今日から、幼馴染まない。
5コールでお姉ちゃんは出てくれた。
『優衣、どうしたの??』
「・・・・・・・・・・・・・・」
助けて!!言いたいのに、言葉が出ない。
必死で気付かなかったけれど、息もしづらい。 苦しい。
どうしよう。 お姉ちゃん!! 怖いよ!!
『優衣?? 声聞こえないよ?? どうしたの?? 何かあった??』
受話器の向こうから、お姉ちゃんの声が聞こえる。
『電話、優衣??』
律の声も聞こえて
『優衣、おかしいの。 喋らないの』『何、ソレ』
お姉ちゃんと律の会話も聞こえてきて
『優衣、邪魔すんなよ。 切るぞ』
と言う律の声の後に、電話が切れた。
襲いかかる絶望と共に、視界が暗くなって、意識もどんどん遠のいて。
悲しみの余り、抗う事さえする気になれずに、そのまま目を閉じた。