今日から、幼馴染まない。
畦道。
彼女持ちの男と2ケツをしたがらず、泣き止みもしない優衣をチャリの後ろに乗っけて帰る為、何とか説得を試みると、『お姉ちゃんに何か言われたら、ワタシのせいにしてね。 在らぬ誤解で2人に蟠りが出来たりすると、こっちがいたたまれないから』と優衣が退いた。 オレの粘り勝ち。
荷台に乗った優衣は、ずっと泣いていて。
晃に振られた事がそんなに悲しいのか。 と思うと、何だか複雑で。
何故か、晃に嫉妬心の様なものが芽生えた。
優衣にこんなにも想われていた晃が、羨ましかった。