今日から、幼馴染まない。











「・・・・・・・・・・・・・・・そうかな。 優衣が事故に遭わなくても、優衣が可哀想な目に遭わなくても別れ話は出てたかな。 優衣とギクシャクしてなかったとしても、律くんはワタシと別れたいって思ったかなぁ??」







優奈さんが、太股の上で握り拳を強く握った。







「・・・・・・・・・・・・・・・優衣の事故がなくても、優衣とはギクシャクしてたと思う。 ・・・・・・・・・・・・・・・優衣にさ、『幼なじみだからって、彼女持ちの男と仲良くするのは良くないから、幼なじみは終了します』って言われてさ。 ・・・・・・・・・・・・・・すっごく嫌だった」








思い出しては、オレの眉間にも皺が寄る。








「・・・・・・・・・・・・・・・『オレが、バカでガキだから』・・・・・・・・・・・・かぁ。 陳腐な別れ話だなぁ。 幼稚園児だって、好きな人と幼なじみを天秤にかけたら、好きな人の方を取るよ。
ハッキリ言えばいいじゃん。 『オレが好きなのは、優奈さんじゃなくて優衣なんだ』って」







優奈さんが、涙目でオレを睨んだ。
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